2014年12月3日水曜日

サルコジ・仏メディアは話さないが フィヨンはサルコジとの会見で委員会には不参加

フィヨン元首相は2日夕刻にサルコジと45分ほど対談した。しかしその話の内容をフランス・テレビジョンやラジオフランスアンフォなどの仏メディアは全然伝えない。21時になってやっとル・ポワン誌などがサルコジ派の側近の話だとして報道しだした。当然このような遅れはサルコジ・メディアが隠すわけだから、サルコジにとって面白いニュースではないことは想像できる。フィヨンはサルコの計画している右派の首相経験者を中心に組織する委員会参加を断って、自分の仏大統領選挙候補への計画を進めてゆくと話したらしい。明日はボルドー市長のアラン・ジュッペ元首相とのサルコジ対談が予定されているが、ジュッペは既に1日にサルコジ提案の元首相経験者らが中心になって組織する有識者委員会を指して、サルコジによる「ナフタリン漬け」と批判している。

しかし現在の国民運動連合(UMP)の流れから離れることは考えてないという。むしろサルコジの方がUMPの名称を変更したがっていることは前から知られている。サルコジは問題をたくさん造ったこの党の名前を、なんとか払拭したいと考えているからだ。

サルコジとの対談に先立ちフィヨンは2日午後の初めから、UMPでも最も優秀な日本語も話す元高等教育大臣を務めたバレリー・ペックレス、元国防相ジェラール・ランゲ、ブルノ・レタイリユー、ピエール・ルルーシェ、ドミニック・ブッセロー、イザベル・ルカレネックなど大物を集め会合している。サルコジとの16時からの会合には15分遅れてやってきた。

【参考記事】

Conversation "apaisée" entre François Fillon et
 Nicolas Sarkozy
http://www.lepoint.fr/politique/conversation-
apaisee-entre-francois-fillon-et-nicolas-
sarkozy-02-12-2014-1886344_20.php

ces ex-Premiers ministres qui ne veulent pas du
 comité "naphtaline"
En savoir plus sur http://www.lexpress.fr/actualite/politique/
juppe-degomme-le-comite-imagine-par-sarkozy
_1628212.html#yhMlGvV7ezKLtj48.99ces ex-