24日のフィガロ紙の第一面は3月22日に予定されている地方選挙の世論調査だ。これではマリール ペンのフロンナショナル極右派党FNが30%を獲得しUMPやPSを圧勝すると予測されている。ペンはこの予測に力づいていて政治学者の多くの見解もこれと同様な見方だと言っている。調査はイポフIFOPがフィガロ紙のためにしたものだ。調査会社によって多少のズレはあるもののサルコジの党内統率力が衰え党員離れが露見されているなかで、UMP党員にペンと組むべきだとする意見が見られてきている。
流石にこれだけはサルコジは合意することを躊躇してみせている。しかしペン票がなければ勝てないサルコジの算段だったのだろうが、今やFNに利用される側になって逆転された格好だ。
地方選挙は国会議員と違ってバランスをとるところもありFNの勝利はかなり確実なことはたしかだ。