2015年2月22日日曜日

チャルリー・ヘブド襲撃とクリバリーのテロ犯行は同事計画だった メディアとテロの会話が判明

風刺画週刊紙チャルリー・ヘブド殺害事件が起きた1月9日その真っ最中にBFMTVとRTLラジオは犯人のテロリストに電話で取材していたことが公表されている。パリ北部郊外ダマルタン市の印刷工場に篭城したコゥアチ兄弟(frères Kouachi)の一人とパリ東部のバンセーヌのユダヤ人向けスーパーに人質を取って立て篭もったアメディィ・クリバリー(Amedy Coulibaly)だ。コゥアチ兄弟の弟シェリフはジャーナリストの朝10時ごろの電話に2分間だけ答えた。「自分はイエメンのアルカイダによって送られた」、また、自分がそこに出かけた資金提供者は2011年9月30日に米無人飛行機ドロームによって殺害されているアラビア半島におけるアルカイダ首領の米国人アルワー・アル・アウラキの名前を出している。


シェリフはヘブドでの殺害はマホメッドの風刺画への復讐であることを明かしているがこの襲撃がアルカイダの指令であったかどうかは語ってなく不明だ。BFMTVはこれを録音し直ぐにエマニエル・バルス首相とベルナール・カズヌーヴ仏内相に報告し事件が終結するまでこれを明かさないことにしたという。

午後15時ごろには今度は、パリ南郊外のモンルージュ市で女性警官を背後から撃ち殺しバンセーヌのユダヤ人向けスーパーにいたクリバリーにBFMTVが電話をした。その時には人質の中の4人がすでに殺害されていたことが他の人質16人の証人からわかっている。
この電話会話からアメディ・クリバリーがコゥアチー兄弟とテロを同時に行う計画がなされていたことがわかった。

クリバリーは、「彼らがチャルリー・ヘブドを始めて、そして私が警察をやることにした」と連携テロを語った。コゥアチー兄弟とは異なていることは、クリバリーはイスラム国家聖戦主義(ジハーディスト)とカリフの指導を受けたと表明したことである。15時過ぎにRTLラジオがユダヤ人向けスーパーにいるアメディィ・クリバリーに電話したが、直ぐにクリバリーは電話を切り出なかった。しかしクリバリーの電話の切り方が(意識的にされたのかはわからないが)完全でなくRTLラジオは数十分にわたって店内での人質とテロリストとの会話が録音されることになった。19日は、同メディアもBFMTVも事件が収束してないために公表は控えたが、20日にはラジオで部分的に発表された。そこでは人質と会話をしだす前に、クリバリーが一人で話している。マリ、イラク、シリアに関わってきたことやコーランや報復律の「目には目を歯には歯を」(Loi du Talion)の法について話して、フランスはイスラム教徒を静かにすべきだと人質たちに説いている。ウサーマ・ビン・ラーディンの話を引用して終わっている。
http://www.rtl.fr/actu/societe-faits-divers/document-rtl-quand-coulibaly-essaye-de-se-justifier-devant-ses-otages-a-l-epicerie-casher-7776161788