大きな波紋をよんでいるフランス東部ドゥー県での補欠議員選挙で予選敗北直後にUMP議長サルコジはアブダビ(アラブ首長国連邦)に出かけて巨額な謝礼で講演をしていた。このことはモラルの無さが指摘されるサルコジだが、前大統領の名声を利用していることはたしかだ。ペシュナーがおお嘘をついたわけだ。
1985年の法律により大統領経験者への保障があり、サルコジの場合には11部屋320平米の大統領官邸エリゼ宮殿の近くのアパートや常勤7人の雇用、国家警察による警備員2人、および自宅と事務所にそれぞれ1人つづの警備員が付けられ、公用車1台に2人の運転手などが、経費に直すと220万ユーロ(約33000万円)になるといわれている。ペシュナーのいうようにサルコジは収入がないのではない。嘘はすべての黒いごまかしの始まりである。