2015年3月1日日曜日

ドレス問題 「5色の絵の具」と印象派画家シスレーの「ピーのくる雪景色」の雪が青いわけがわかってきた

非常に気になっています。これをテレビで見たときに直ぐに二つのことが思い浮かびました。ひとつは金色です。5色の絵の具ということです。「5色の絵の具」というのは私が出会った問題で三原色の他に金色と白をおそらくは鎌倉時代の人は数えていたのではないかということです。金色も白色も起伏や遠近感を消す。金や白には色とは少し違った機能があるという長年の私の疑問です。つぎにシスレーの描いたベルサイユ宮殿近くのマルリー辺りの情景で「ピー」という黒い尾長鳥が雪景色を背景に朽ち果てた柵にやってきて止まり木にしている絵なのですが、その白い雪が朝の光に照らされて薄い青色になっていた記憶があるのです。それはオルセー美術館にいって確認しなければなりません。

それとは別に、今私が見ているこのコンピューター画面で、Ykisakiさんが提示された女性の写っている写真の箇所についてです。そこには、同じ女性が光が当たった状態(右側)と、光が当たらない状態(左側)とあり、中央の画像は女性の頭部と手足が写ってないドレスだけが映っている。この女性の写真を、コンピューター画面で「頭部と腰」あたりまでが同画面の最下位にくるようにカーソルで移動させると、私には光の来ているほうの女性の写真(つまり右側)は、ドレスの縞模様の色は青と黒に見えます。しかし光の来てないほうの写真(左)側では、ドレスは金色と白に見えました。これを今度は、同様にしてカーソルを移動させて「女性の腰から脚部」だけが見えるようにすると。つまりコンピューター画面の上部に、この腰から脚部までの画像が来るわけですが、この場合には女性の着ているドレスの縞模様は青と黒に近い色に左右共になっているように見えました。さらに画面全体をコンピューターの上部から見ると左側に写っている女性の像の方には青緑の光線が顔や脚部の露出した肌の上に認められます。光の来てない方にはその現象は認められないようです。

おそらく光の問題が金色と白のドレスに関係しているようです。シスレーの「ピーのいる雪景色」のあの雪の青さは朝の光が問題なのかもしれません。シスレーの「ピーのいる雪景色」のあの雪の青さですが、これはアルフレッド・シスレーが色をキャンバスにそういうふうに青として描いたのか、それとも私がそう見たのかは常に印象派の画法からして大問題なわけですから、この朝の光に写った雪の色は白ではないがそうかといって目に映った青色を使用していない可能性もあるわけです。オルセー美術館で是非とも確認して来なければなりません。