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この空母からシリアとイラクのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)を攻撃する。フランスの攻撃は既に十分偵察済みの箇所をISの本拠地ラッカやモゾウルなどを狙っての攻撃になる。モゾウルやラッカはISの政治的決定機関や訓練基地となっている。また石油基地もテロリストの資金源となるために破壊することになっているという。ドリアン仏国防相は今回が初めてダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)と対面する闘いになると言っている。ISというのは二つの顔を持っている。先ず一つは、終末論的な国家を武器でもって形成しようとするテロリストで、執行部は彼らの領地から税金を取っていることがわかる。もう一つは、イスラム主義国家組織(IS)から出た国際テロリスト運動で、ヨーロッパ世界を襲撃したがっている。つまり一つの戦争には二つの側面があるということだと語った。ロシアはISには莫大な被害があって、ISにはロシア嫌いも多いことから今後はシリアのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)に対しても真剣に動いていくことは間違いないと話している。またこの戦争はフランスだけがしているのではないことも強調している。地上戦の問題に関しては、ドリアン仏国防相は今後、長い爆撃戦のあとで最終的な勝利は地上戦となるであろうが、それは仏軍がやるのではなくクルド軍やシリア自由軍(反体制側蜂起軍?)がやるべきだと話している。フランス軍の介入は?との質問には、国防相はまだその仮定は今の所考えられてないと答えた。米国の空軍規定の改正により油田地帯の爆撃が可能になった。すでに米軍はISの領地から輸送中の石油トラック輸送車160台を空爆し破壊したことが、11月17日にフランスを訪問し、オランド大統領と会見したジョン・ケリー米国務長官によって、同日の仏国営放送テレビAのインタビューで「我々は、彼等の補給路であるムラールとアカの間を切断した」と答えている。
仏軍隊幹部が22日のテレビ(BFMTV)に出演して語ったところでは、フランスの空母「シャルルドゴール」の攻撃ではシリアのISの壊滅は無理であり、今回の進攻は象徴的なものでしかないと話した。
【関連記事】
http://franettese.blogspot.fr/2015/11/2.html
ケリー米国務長官 オランド仏大統領訪問で シリア戦略を仏テレビA2で話す
【参考記事】
http://www.latribune.fr/economie/france/le-porte-avions-charles-de-gaulle-operationnel-lundi-en-syrie-524558.html
http://www.lemonde.fr/proche-orient/video/2015/11/22/a-bord-du-porte-avions-charles-de-gaulle-deploye-en-mediterranee_4815152_3218.html
http://www.20minutes.fr/tv/afp-actus/206181-le-porte-avions-charles-de-gaulle-deploye-en-mediterranee
http://www.letelegramme.fr/france/le-charles-de-gaulle-prend-position-22-11-2015-10859128.php