(パリ=飛田正夫2016/02/24 1:08日本標準時)財政面を担当するトゥルネールパリ判事に23日朝から4時間に渡り質疑をうけていたサルコジ時代のゲアン元エリゼ大統領官邸総書記官は、午後の始めに「馴れ合いによる不正契約共謀罪」で起訴(mis en examen)が決まった。これは、サルコジが2007年~2009年にかけてエリゼ大統領官邸の費用で世論調査を行ったが、一般公示なしで知り合いの世論調査会社を優先的に使い巨大な公費を出して235回もの調査を個人的に会社指定していたとされるもの。他方、「組織的税金汚職洗浄の罪」もあり、この方は「起訴」の一歩手前の容疑者を指している「重要参考証人」に収まった。すでにこの世論調査会社とエリゼ大統領官邸総書記官との間での手書きの契約署名が警察の前に提出されている。
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