ブリュッセルでのラジオ・フランスアンテー(France Inter)のマイクで、オランド大統領はインタビューに答えて、改革ではより柔軟性が必要だが、(難民・移民などの外国人)労働者の権利の保証は守られるべきだと話している。
ジャーナリストで現代国際問題の専門家であるアントニー・ベランジェ氏によると、英国首相は何も大したものは得てないのだが、条約の修正案は誰も修正がしたくなければ決まらないわけで、ドイツもフランスもどこの国も条約修正をしたがらない。その場合には次に持ち越すことが出来るということを英国首相は使ったのだと指摘している。英国民の手前があるので、何も得るものもなかったが失うものもなく敢然と英国の利益を擁護して戦って負けたライオンの様なイメージを英国国民に与えたかったのだと言っている。今回の合意は、表面的には誰も何も得ることもなかったので、メルケルもオランドも賛否の立場を超えてキャメロン英首相に正当な次元での支援を謀ったのだともみられる。ヨーロッパを英国が出て行くか行かないかは6月23日に日程が決まった国民投票で決まる。
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