(パリ=飛田正夫
2016/02/27 16:33日本標準時)5年間続いているシリア内戦で初の休戦が2週間の予定でシリアの独裁者アサド(Bachar el-Assad)とシリア反体制蜂起軍およびクルド軍との間で2月27日深夜から始まる。この一時停戦はロシアと米国によって支援されてきたもので、シリアにおけるイスラム主義国家組織(IS/EI)やアルカイダ系アル=ヌスラ戦線(Front Al-Nosra)はこの停戦には参加していない。シリアのアサド(Bachar el-Assad)大統領はすでにこの国の市民を化学兵器なども使い拷問で市民を殺害してきた。このままシリアに居座れば現在27万人の犠牲者が出て、国外には250万ともいわれる難民を流出させて欧州共同体を脅かす大事件になっている。この難民はシリアの独裁者アサド(Bachar el-Assad)の責任に追うところが多い。停戦もよいが、早急にアサドを捕らえ戦争犯罪者として裁くことが更に先決であろう。それができなければシリアはロシアや米国、トルコなどを巻き込んで戦争が拡大することになるだろう