(パリ=飛田正夫)11月13日のパリ同時テロ射殺事件の首謀者と見られるサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)はベルギーのモレンベーク市のキャトル・ヴァン通り(rue des Quatre Vents)で16時40(24時40)分頃に2階建ての建物を警察が包囲し突撃した。サラ・アブデスラムは足を負傷して逮捕された。国際指名手配になっていたサラ・アブデスラムはモロッコ人だがフランス国籍を持っているためにフランスに送検され裁判を受けることをオランド仏大統領は希望している。15日に警察がブリュッセルのフォレスト通りの家宅捜査で電気も水もない家屋で3人の重装備した男性らと撃ち合いになり1人は死亡し2人が逃げていた。警察側も負傷した。この部屋からは、2015年11月13日のパリ同時テロ襲撃事件の参謀役と目され逃走中のサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)の指紋が検出されたと18日に警察から発表された。(2016/03/19 6:11日本標準時 )
フォレスト通りの銃撃戦で死亡していたのはアルジェリアンのモハメッド・ベルカイダではなくて、パリで別のテロを後方支援したサミール・ブジィドの偽名をもつ男性であった。中立報道で人気のある新聞「20minutes」などが伝えた。