2016年4月23日土曜日

独交通相 ドイツで走るジーゼル車で ルノー、日産、フィアットなど汚染ガス排出値異常の16社を発表

(パリ=飛田正夫2016/04/23 18:16日本標準時)22日、ドイツの交通相はドイツで使用されている総てのマークのジーゼル車を対象にした調査結果を発表した。調査によると16の自動車産業会社の名前があげられていて、汚染排出ガス値に関し異常が指摘されている。ドイツの会社が5社アウディ、メルセデス、オペル、ポルシェ、フォルクスワーゲン。フランスのルノー。日本の日産と鈴木自動車。イタリアのアルファロメオ、フィアット。米のGMのシボレー。ルーマニアのダチア。韓国のヒュンダイ。英国のジャガー、ランドローバーがあがっている。ドイツ交通運輸相はこれらのマークの総てが、フォルクスワーゲンのように、テストを通過するのに検査機器を誤魔化したわけではないが、メカニズムが機能せずに走行中の排気汚染値が超過している。具体的にはある温度値以下になるとフィルター・システムが機能しなくなる。これに対しルノー社では7月以降からは新技術でディゼル社の幾つかの機種に対応できるといっている。

21日にはフランスのPSAプジョー・シトロイエン・グループの4つの工場が、排気ガスの異常の疑いで家宅捜査が入ったが具体的なものは挙がってない。PSAの執行部は同社の車は総ての国で排気ガスに関して検査され許可されているといっている。

三菱に関しては、20日に自供がありテストを少なくとも625000台の車に関して誤魔化していたと謝罪し製造・販売の停止を決めた。すでに問題が浮上したフォルクスワーゲン社では、検査機器を誤魔化して1100万台の自動車を世界に売っていた。

米国政府はメルセデス・ベンツの製造元のダイムラーに対し米国の同社の車の排気ガス証明のやり方に関し内部調査を開始することを要求した。

4月初めにフランスではセゴレーヌ・ロワイヤル環境相が委員会を設けて、各種の自動車100台を検査させたことで、道路での追い抜き時には、適性基準の10倍を超える結果が報告されていた。

【参考記事】
http://information.tv5monde.com/en-continu/pollution-630000-voitures-de-constructeurs-allemands-doivent-etre-rappelees-en-europe

http://www.lepoint.fr/automobile/actualites/pollution-630-000-voitures-de-constructeurs-allemands-doivent-etre-rappelees-en-europe-source-gouvernementale-22-04-2016-2034204_683.php
http://information.tv5monde.com/en-continu/pollution-630000-voitures-de-constructeurs-allemands-doivent-etre-rappelees-en-europe

http://www.europe1.fr/international/pollution-irregularites-pour-16-marques-automobiles-selon-une-enquete-allemande-2726839

http://www.franceinfo.fr/actu/societe/article/moteurs-diesel-polluants-16-marques-de-voiture-epinglees-784357

http://quebec.huffingtonpost.ca/2016/04/22/emissions-irregularites-pour-16-marques-automobiles-selon-une-enquete-allemande_n_9757416.html