キューブはアレバが製造し、設置はフランス電力（EDF）が行っている。フランス産業界の花形である原子力産業が問題を起こし続けていて大幅に完成が遅れていて建設費は予定の30億ユーロ（約4500臆円）から３倍以上の100億ユーロ（約1兆5000臆円）に跳ね上がった。フィンランドのオルキリュオト（Olkiluoto）島のEPR建設も遅れていてアレバは20億ユーロ（約3000臆円）の納期遅れの賠償金が請求されている。
第三世代のヨーロッパ加水式原子炉EPRは出力が従来の1,000㎿にたいし1600㎿と大きいがそれだけ危険でもあるということだ。EPRに事故があれば総てのノルマンディーの住民は24時間以内に避難しなければならなく、24時間後にはフランス全土が猛毒ガスで覆われる。初日から数百人が死亡しその後数万人が毎年死んでいく
燃料もウランとプルトニウムを混ぜた危険の大きいモックス（Mox）燃料を使うため、廃棄物量は前世代の原子炉よりも少なくともその毒性は7倍強いものだという。この処理をどうするか誰も知らない状態だ。2003年にEPRの秘密情報が暴露されたことで、旅客機の事故墜落やテロ行為による衝突にEPRは持ちこたえられないことがわかった。
燃料のウランもフランスには無くカナダやニジェール、オーストラリアに依存しなければならなくて、かってドゴール将軍が言ったような原子力がエネルギーの独立は神話になっている。電気が余っていて外国へ輸出しているフランスが危険を冒してまで原発を進めることを環境保護団体グリンピースなどは反対していて、無条件の即刻放棄を要求している。
【参考記事】
http://tempsreel.nouvelobs.com/en-direct/a-chaud/21458-nucleaire-flamanville-programme-essais-etendu-confirme.html
http://www.20minutes.fr/strasbourg/1800699-20160306-nucleaire-emmanuelle-cosse-affirme-centrale-fessenheim-bien-fermee-annee
http://www.ouest-france.fr/environnement/nucleaire/y-t-il-un-probleme-avec-la-cuve-de-lepr-de-flamanville-4162950
http://www.greenpeace.org/france/fr/campagnes/nucleaire/fiches-thematiques/l-epr/?codespec=N15AW&gclid=Cj0KEQjw6My4BRD4ssKGvYvB-YsBEiQAJYd77UNdGff1idzAw8dxZm6JbbXM9hI8d32LMVE8hHd0wp4aAiMQ8P8HAQ
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http://www.liberation.fr/futurs/2016/04/13/epr-de-flamanville-mise-en-service-maintenue-a-fin-2018_1446031
http://www.20minutes.fr/societe/1800931-20160307-edf-demission-directeur-financier-desaccord-projet-epr-anglai
http://www.20minutes.fr/strasbourg/1800699-20160306-nucleaire-emmanuelle-cosse-affirme-centrale-fessenheim-bien-fermee-annee
