2016年7月24日日曜日

ミュンヘンで「私はドイツ人だ」と叫び9人射殺テロは ノルウェー77人射殺事件がヒント

ミュンヘンの中心街で22日午後に起きた9人殺戮事件の犠牲者は3人がトルコ人で、3人がコソボ人、ギリシャ人が1人で、あとの2人は報道されていない。犯人の18歳の青年は独-イラン系でドイツで育った二重国籍者であり移民・難民ではなかった。犯行に際し「私はドイツ人だ」と叫んだという証言がある。また青年はミュンヘン市内のアパートに家族と住んでいたが、友達もなく恋人もなく近所の人の挨拶にもこたえることがなかった孤独な性格が指摘されている。精神的な不安定さがあったらしい。家宅捜査によると青年の部屋からは、ダエッシュ=イスラム主義国家テロリスト組織(IS)との関係資料は出てこなかったが、2011年7月22日のノルウェーで起こった、オスロー・ウトエヤ島の連続テロ殺人事件の写真などが発見された。警察に偽装したアンネシュ・ベリング・ブレイビク青年が77人を殺害した有名な事件だ。夏期講習会をやっていた文化的マルクス主義者(労働党)がキリスト教文化を駄目にしたと見て、十字架を掲げて十字軍よろしく大量殺害を実行したものだった。このオスロー・ウトエヤ島テロ虐殺事件にヒントを得たものらしい。青年が半自動機関銃を使用したのもノルウェーのブレイビク青年のテロ行為に学んだと見られている。(文字数⇨545)(投稿パリ時間2016年7月24日01時05分⇨ / 日本時間2016年7月24日8時05分)

【参考記事】 

2011年7月29日のフランスのテレビはノルウェー・オスロでの銃と爆弾を使っての極右キリスト教原理主義のノルウェーの青年アンネシュ・ベリング・ブレイビクによる殺害数は77人の犠牲者を数えたと発表した。2001年9月11日に米国でテロが起きて以来その後10年間にわたり欧米社会はイスラムへの憎悪を拡大させてきた。イスラムの侵略から社会を守る前段階としてノルウェーをだめにしたとする文化的マルクス主義者(労働党)の大量殺害を実行したと青年はいっている。このことがテロや暴力をイスラム社会の特徴とみてきた西欧社会の認識に疑問が投じられている。


(32歳)青年を精神の欠陥者でテロをおこしたと見て精神鑑定を要求する動きがある。それで青年は30年間も牢獄には入らずにすむが、弁護士は精神鑑定を青年は要求してないといっている。国家や社会側が望んでいるらしい。29日、フロンナショナル(FN)の名誉会長ペン氏は「これは狂った青年の事故」で「対応の遅れた警察や政府より重大ではない」と発言した。フランス政府では、極度に右傾化した青年の思想との関連を指摘されるのを拒んでいる。

右派の思想的な脈絡とオスロ・テロ事件との関連性を捨象する意見が出ている。フランスの政府スポークスマンで財務大臣(前高等教育・研究相) のバレリー・ペクレス氏は、27日朝8時15分の仏ラジオ国営放送フランス・アンフォに出演して、オスロ射殺・爆弾殺害事件の犯行は「極右フロン・ナショ ナル(FN)と関係しているのか」との質問に答えた。大臣は一瞬、口ごもった様子をみせた後ですぐに「この事件はすべてを超越していて、FNとも全く無関 係である」と切り捨てるように、しかし自信気なく短く発言している。

このテロとFNとの関係を否定しようとする立場は、22日に事件が発生した当初から一貫して続いているもので、フランス政府寄りのメディアの一般的な姿 勢だ。できれば事件の縮小化と消滅を願っているようである。 フランスは大統領選挙を来年に控え人気がないサルコジ大統領がFNの支持者層を取り込むために、右派が喜ぶ移民排斥やイスラム世界への歴史的な憎悪を喚起 していた。

フランス政府の態度には最近のイスラム世界の民主化にブレーキをかけ独裁者たちへの協力で批判されたミッシェル・アイオマリ外務大臣(前内相、元防衛 相)と、ブリス・オルトフゥ内務大臣(前移民相)が、表面的には内閣改造だが、責任をとったかたちで2月29日に辞任している。

クロード・ゲアン内務大臣(前大統領官邸書記総監)は3月15日、フランス人は「しばしば自分の家にいるような気がしない」と発言したり、また、サルコ ジ大統領によって開始されたリビアのカダフィ大佐への空爆の必要性を国際社会に納得させ承認を取り付けるために、過去にキリスト教の聖地をイスラム教徒か ら奪還する「十字軍遠征」の名目を利用したとしてSOS・ラシズムが告発しているとリベラション紙(6月10日)は指摘している。

フランス通信によると、同相は4月4日のナント訪問の折に「この宗教(イスラム)信者の増大で、ある種の行動形態に問題がでている」などと発言したために告訴されていたが、6月10日に仏共和国裁判所(CJR)によって)追求権がないことに決定されたという。

サルコジ大統領自身は、1095年8月15日の歴史的な第1回目の十字軍遠征が宣言された中央山塊オーベルニュ地方のピュィ・アン・ベレーの僧院を3月 3日に訪問して、そこでフランス文明の根であるキリスト教文化の復興をとなえている。皮肉なことにはじつはこの僧院はイスラム文化などの影響を強く受けた ロマネスク寺院であって多元主義的な思想を保存したものであった。

2010年7月31日にはグルノーブル宣言として後に有名になったが、ここでロマ人や旅の人々と呼ばれるジタンなどのマイノリティー集団のテント家屋を 排斥する発言をした。モロッコ、チュニジア、アルジェリアなどのマグレブ諸国の外国人移民の子弟の犯罪はフランス人とは異なり国民証の剥奪が提案されて移 民排斥の政策が開始された。

フランス政府は国民意識の右傾化政策をとってきていたために、FNをここにおいて批判することは自分を否定することになってくるわけだ。そのためにフラ ンスはペックレス政府スポークスマンが答えているように、イスラム敵対というオスロ虐殺テロ事件での青年の思想的基盤と、フランスの政治姿勢とが同一視さ れることをどうしても回避しなければならなかった。

欧州の思想的な危機に関し25日、リヨン地方のモンターニュ紙の論説委員グザビエ・パノン氏は「市民たちは単なる市場の犠牲者でしかなく、気晴らしに広 がる欧州人という心地よい夢想像の音楽にむしばまれている」「これがフランスがこの10年来聞かされてきた音楽なのである」と指摘している。

ロラン・デュマ元外相はボルドーで市長のアラン・ジュッペ外相と6月12日に会談して、リビアやシリアの戦争でフランスの外交を彷彿させながら「この現 代の十字軍遠征はフランスの利益に反するものである」「あなたのようなブルドック(性格)が誤りを犯す最後まで、判断にひどく躊躇しているのは不思議だ」 とフランス通信(AFP)が伝えている。すでにフランス政治の十字軍遠征の性格との相似性が指摘されていた。

 青年が9年間かけて書いた1500ページの日記的サイトとビデオには、キリスト教を擁護し異教徒と戦う十字軍に遠征する準備が整った騎士が描かれたメダルが掲載されてある。革命によって欧州が独立すると青年が考えている2083年という年数が、四辺が先端で平たくなったパテ十字の上部に書かれている。パテ十字は十字軍遠征の初期に教皇によて承認されたものだ。

資料には、欧州の国旗を模倣した青地に11の星が描かれて欧州地図が透かし彫りになっている画像がある。その円形に配置された11の星の中央にはイスラムの半月マークが刻まれたトロイヤの木馬の絵が置かれている。その木馬の背後には金色のドームを持つイスラム寺院(モスク)と尖塔(ミナレ)2本が描かれてある。青年によると、このトロイヤの木馬の絵は、欧州がイスラムに脅かされていることを象徴しているという。

ある解説によると、イスラムには宗教の自由もなく、私的空間、個人の自由がない。政治も選挙も裁判もすべてがモスクで行われる。それらはすべてモスクに収まっていて、欧州社会の宗教の自由の中でイスラムの寺院建設が拡大しているが、それは実はトロヤの木馬なのだというのである。トロイヤの木馬はギリシャ神話に出てくる話しで、トロイヤ人との戦いでギリシャ軍の戦術として巨大な木馬の中に潜んだ兵士が敵陣で躍り出て陥落させるというもの。

青年は2009年ごろからこのオスロでの襲撃を計画し、秘密を漏らさないために単独で準備してきたという。フランスに住んでいる父親とは16年会ってない。元外交官だという父親は人殺しなどしないで自殺してくれればよかったと語り、もう故郷には帰れないといっている。高校時代の友人であった女性マリ・アンデルセンさんは青年を頭の良い人だったと語っている。

【参考記事】

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201107250736511




























ノルウェー・オスロ殺りくテロは、キリスト教原理主義青年の「反イスラム」=「十字軍遠征」思想が背後に

【参考記事】

Leçons d'Oslo

http://www.lamontagne.fr/france_monde/edito/lecons_d_oslo@CARGNjFdJSsBHxsHBBk-.html



http://blogs.mediapart.fr/blog/claude-marie-vadrot/030311/bas-la-calotte-sarkozy-part-en-croisade-du-puy-comme-en-1095

A bas la calotte: Sarkozy part en Croisade du Puy comme en 1095 !


http://www.romandie.com/afp/francais/journal/mon/aae01f6cfa5af28749643234f4f8919f.681.asp
Romandie News  Texte      


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