2017年2月16日木曜日

フィヨン「共和党」(LR)に残った道は裁判所送りか起訴 仏国家財政汚職検事が発表

(パリ=飛田正夫 日本時間‎16/‎02/‎2017;22:06:08‎‎)16日朝に仏国家財政汚職担当検事(PNF)は記者会見で2017年の仏大統領選挙予選候補者である「共和党」(LR)のフランソワ・フィヨン候補には沢山の証拠書類などが上っている為に、軽罪裁判所に送られて直接に裁かれるか、独立の判事を立てて簡易法廷に託しフィヨンとその妻子を起訴して司法調査を託すかの二つの道しか残されてないことになった。これまでは可能性として妻子の架空雇用による公金横領罪では、フィヨンには大統領に当選しきってしまえば大統領保護権を利用することで起訴を逃れる道があったが、この三番目の無罪放免の可能性は消えた。創立100周年を迎えるフランスの政治家批判の週刊誌カナール・アンシュネが2月初めから開始したフィヨン氏の妻ペネロンさんとその子供2人を国会議員アシスタントの名目で多額の報酬を得させていた架空雇用・公金横領を暴露する紙面が、「共和党」(LR)の大統領候補を倒すことになりそうだ。

公金汚職はたとえ国会議員でも裁かれるのだと、昨日15日にモデム(民主運動党)のフランソワ・バイル議長が国会討議を中継しているテレビLCPの番組「メディアへの質問」で発言しフィヨンを厳しく糾弾した後であった。フィヨンの主張である国会議員というのは権力分立で保護されていて、裁判所がフィヨンの妻子の報酬疑惑を調べることは誤っていると批判する立場を退けたもの。

昼のフランス国営放送テレビA2などでも、事件が大きいだけに、法律専門のジャーナリストのドミニック・ベルディハン(Dominique Verdeilhan)氏が登場してトップで詳しく解説した。これに対してフィヨン候補支持の「共和党」(LR)議員でも、ジャーナリストの質問に正面からフィヨンを擁護しようとして反論する者は少ない。

【参考記事】
http://www.20minutes.fr/politique/2015231-20170216-affaire-fillon-parquet-financier-va-classer-enquete-suite#xtor=AD-198-[2015231_16_02]

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http://franettese.blogspot.fr/2017/02/blog-post_16.html

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