「共和党」(LR)の党員はもうメディアの話を聞かない総てが信じられなくなる、私はフィヨンの言葉だけを信じるという状態の人もいて民主主義が実現している状態ではないようだ。この15日にはブルターニュを訪問中のオランド仏大統領は、フィヨンの名前を出さずに国の模範でなければ人々を納得させることはできないと語った。ここに見つからなければどんな悪い事をしてもかまわないというフィヨンやサルコジとオランドの違いがあるのだが、残念なことに今のフランスの保守派の人々にはその価値が良く理解できないくらいに、残念ながら心が金銭で汚れ濁ってしまっている。
フィヨンの弁護士たちは、仏共和国税金汚職担当検事の発言は誤っていて税金汚職を取り締る権能に乏しく相応しくないのだと批判を浴びせかけている。このすがたも異常なことをやっている自分たちが正しいという未熟な精神を持つ者達だということだ。そういう次元の仏大統領選挙なのだが、それ以前にオランドやフランソワ・バイルのモデム(民主運動党)議長などが指摘する、人の上に立つ人が常識を持たなければならないだろう。
弁護士でもないシャルルとマリーがまだ学生時代に国会議員付きアシスタントとして2005年から2007年にフィヨン上院議員のアシスタント代として、息子シャルルには4700ユーロ(約70万円)、娘マリーには4200ユーロ(約63万円)の月給がフランス国民の税金で払われていた。フィヨンの妻ペネロップさんが英国メディアのWillsherさんのインタビューで語ったように、夫フィヨンのアシスタントをしたことは一度もなく働いてもいないと証言していたのだが、実際には架空雇用で雇われた夫のアシスタントの給料は50万ユーロ(約7500万円)を超えていた。これでは一般市民の生活や労働者の暮らしは到底理解できないだろう。
【参考記事】
http://www.francetvinfo.fr/politique/francois-fillon/penelope-fillon/affaire-fillon-les-elements-de-l-enquete-ne-permettent-pas-d-envisager-en-l-etat-un-classement-sans-suite-annonce-le-parquet-national-financier-suivez-notre-direct_2062463.html
【関連記事】
http://franettese.blogspot.fr/2017/02/blog-post_19.html
起訴でも出馬 前言を覆すフィヨン元仏首相は狂気の沙汰 サルコジの元原稿書きゲイノが批判
【参考記事】
http://www.lemonde.fr/affaire-penelope-fillon/article/2017/02/16/affaire-fillon-le-parquet-national-financier-ecarte-en-l-etat-un-classement-sans-suite_5080512_5070021.html
http://www.europe1.fr/societe/affaire-fillon-le-parquet-financier-va-poursuivre-son-enquete-2979740
http://www.leparisien.fr/elections/presidentielle/affaire-fillon-l-enquete-preliminaire-se-poursuit-16-02-2017-6685254.php
http://www.20minutes.fr/politique/2015231-20170216-affaire-fillon-parquet-financier-va-classer-enquete-suite#xtor=AD-198-