2017年6月5日月曜日

トリノ市内でサッカー応援の群衆がテロ騒ぎでパニック 1500人超が負傷

(パリ=飛田正夫 日本時間; ‎5 ‎juin ‎2017-07:40)テロに怯え生き残りを願うのは誰でもが同じで、それが人間の心理である。急いで逃げる人達の様子がうかがえるように、衣類や靴やカバンなどがゴミ留場のように散乱し捨て落ちているのはそのためだ。4日、サッカーの試合がマドリッドのチームとイタリアのジュヴァンチュス・トリノチームとの間で開催されて、ジダン監督の率いるレアル・マドリッドが4対1で優勝した。この試合を応援するためにトリノ市内の広場での野外観戦に集まった群衆の中から爆竹を鳴らす者がいて、試合終了直前の10分前頃に、爆弾テロの流言飛語の騒ぎとなった。動きの取れないほど集まっている群衆が必死で逃げようとして雪崩の様に重なり合った為にパニックがおこった。怪我人が1500人以上で、その内の2人は重傷だという。事故の現場は周囲に家屋や教会などが立ち並ぶサン・カルロ広場で、転んだ人たちは落ちていたガラスで負傷した者が多いと言われている。

【参考記事】
http://www.leparisien.fr/flash-actualite-monde/ligue-des-champions-un-millier-de-blesses-dans-un-mouvement-de-panique-a-turin-04-06-2017-7015410.php