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2016年4月29日金曜日

ネオ・ナチの聖地化を避け 最終手段はヒトラーの生家をオーストリア国家が強制接収

(パリ=飛田正夫2016/04/29 0:06日本標準時オーストリア政府は、ドイツ・バビエール国境にあるオーストリア西部ブラウナウ・アム・イン( Braunau am Inn)の町の中心部にある家に、アドルフ・ヒトラーが1889年4月20日に生まれ3歳まで住んでいた。そのヒトラーの生家を強制接収し国家のものにしたい意向を内相が2016年4月9日にウィーンで発表した。この生家がネオ・ナチズムの巡礼地として聖地化する危険を避けるためであるとフランス通信(AFP)に宣言した。この家は3階建て800㎡あるもので、2011年から空き家になっていた。生家の持ち主は依然として譲渡を拒否しているために、国は係争を終結するために強制接収に訴える準備があると言っている。生家は町の歴史的中心の一部をなすもので歴史的遺産として保護されることになる。国による強制接収に関しては、オーストリアのカール・ヘインツ・グルンドボック(Karl-Heinz Grundböck)内相は、それは最後の手段であるともいっている。

2016年4月27日水曜日

歴史愛好者がヒトラーの詳細な伝記出版 2500頁の4巻本

(パリ=飛田正夫2016/04/27 13:42日本標準時)歴史愛好者がアドルフ・ヒトラーの詳細な伝記、「ヒトラーの足跡」を書いたのがドイツで出版され、26日に発表された。この本が特異なのはヒトラーの日記のように年月日毎とに動きがわかるようになっていることで、場合によっては時間帯の活動も書かれている。本はドイツ南部で情報機器を扱う責任者ハロルド・サンドネー(Harald Sandner)氏(54歳)によって書かれた。出版社はéditions Berlin Story。4巻本で2500ページあり、2211枚の写真掲載がされている。著者は25年近くを費やして調べたという。このことで、ヒトラーを慕い崇拝する新たな史跡名跡になる危険はないかというジャーナリストの質問には、サンドネー氏はドイツの歴史家セバスチャン・ハフナー(Sebastian Haffner)の次の言葉を引用して答えている。「ヒトラー主義による影響と闘う最良の方法は、ヒトラーを知る事だ。ヒトラー自身を精神分析することが最良の策なのだ。」

2014年8月17日日曜日

「ロマ人」を「ナチスは殺し足らなかった」  市長の人種差別発言に仏で有罪判決 

キャラバン生活の東欧からの移民「ロマ人」
キャンプ(写真撮影は筆者)
昨年、フランス南西部のショレの市長ジル・ボールドレイクスは東欧からの移民の「ロマ人」やキャラバン移動生活者の「旅の人々」に対し、「ヒットラーは彼らを十分に殺害してなかったのかもしれない」と発言したことで、昨年1月に有罪になり上訴していたが、今回の8月12日のアンジェ裁判所の再審は、第一審判決を認め「反人権の人種差別発言」に3千ユーロ(約45万円)の罰金刑を同市長に宣告した。ショレ市長側は仏最高裁判所まで争うと弁護士のピエール・ブロッサー氏は宣言している。人種差別反対の人権擁護団体SOSラシズムは、「ロマ人」は欧州でもっとも人種差別でスディグマ化されているもので、人種差別的怨念を彷彿させる公人の市長発言は嘔吐を催す。今回の裁判所の判決を歓迎し、厳重な処罰をすべきであると述べている。
ボールドレイクス市長のこの人権侵害の発言は公共の場所で発言されていて録音されている。

2013年7月21日に、ショレの農業地帯で不法に侵入し住んでいた「ロマ人」や「旅の人々」を調べに見に行った同市長は、あるジャーナリストに対し「ヒトラーは彼らを十分に殺害してなかったのかもしれない」とナチスを歓迎する話をした。この発言を同市長は翻すどころか反省もなく後悔もしてないという。第二次世界大戦ではナチスはユダヤ人を強制収容所に送ったが、ロマ人やホモの人々も同様にして送られたことはあまり知られてない。

最後まで落ちた人というのはキリスト教社会の思考では再び浮き上がることができないために、犯した罪を悔い恥じることはないようだ。

【参考記事】http://www.franceinfo.fr/actu/justice/article/propos-anti-roms-gilles-bourdouleix-condamne-en-appel-une-amende-de-3-000-euros-548821

Propos anti-Roms : Bourdouleix condamné en appel à 3.000 euros