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2014年7月28日月曜日

相対性のなかで均衡するからバランス 分析推理の「シャーロック・ホームズの推理学」内井惣七著 講談社現代新書

著者自身が意識的に気づかれていないふりをしているのだと思うが、「蓋然性(確からしさ確率)を秤にかける」とはどういうことかというと、この秤とはつまり相対性のことなのだと私は思う。バランス(秤)というのは本当は一般的に考えられているような判定の道具としての絶対性の表現などではなくて、常に相対性の中でしかありえない性格があるからだ。秤は常に相対性のなかで均衡するからバランスなのである。そういう確率の蓋然性を認めた相対的な論理学の秤をホームズやダーウィンが持っていたということだと思う。