2012年1月10日火曜日

仏のクレルモンフェランで、青年が警察で拘禁中に死亡、過失の疑いも

フランスの中央部にあるクレルモンフェランで31日から1日にかけての2時30分ごろに警察と機動隊が繰り出してウィザム・エル・ヤムニ  (Wissam El-Yamni)青年30歳を放した警察犬によって捕らえられた模様。青年は手錠をされて催涙ガスをかけられたという。警察の車に乗せられてそのまま意識を失い、9日に死亡している。死体には暴行の形跡があるが警察側では青年自身によるものだとしている。もっか2人の警察が尋問されているが事件当日には多くの警察が出動していた。


アパートの窓越しに事件を見ていた証言者の話しでは、青年は腹ばいにされ警察に手錠をかけられた。10台ほどの警察の車がやってきたのを見たと語っている。

警察は車から出てきて、フンクの音楽をボリュームいっぱい鳴らしたという。そして2匹の犬のくつわを外して、数を3-2-1、それ行け、と号令を発したという。


なお警察側の証言では青年は興奮していて投石をしたと言っている。9日のクレルモンフェランでは600人あまりが犠牲になった青年への裁判を要求して、その夜に暴動はなかったとして抗議の行進を静粛に行った。

【参考記事】

A Clermont-Ferrand, l'homme dans le coma à la suite de son interpellation est mort

http://www.lemonde.fr/societe/article/2012/01/09/a-clermont-ferrand-l-homme-dans-le-coma-a-la-suite-de-son-interpellation-est-mort_1627590_3224.html#ens_id=1627605