調査会社LH2/が左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.のために調べた結果によると、先月よりもサルコジ大統領の人気は7%下がって十分満足しているとする者は30%となった。調査は1月6日から7日にかけて行われた。ニコラ・サルコジはこの大統領任期で最低の数字を示したのは2011年4月の地方選挙とミッシェル・アイオマリ外務大臣(前内相、元防衛相、MAM)のチュニジアのジン・アビディン・ベンアリ前大統領側近との黒い繋がりで辞任した時以来だという。
サルコジ大統領を否定的に評価するものは12月から比べるとこの1月では58%から65%と上がっている。サルコジ大統領の人気はあらゆる階層で下がっていることが調査会社LH2のアンケートでわかった。同大統領の中心的な支持層の高齢者でも10%も減っていて好意的なのは41%しかいない。50歳から64歳では13%減少し支持者は28%となった。
新年を向かえサルコジ大統領はテレビ出演などやジャンヌダルク600年生誕記念を6日に打ち鳴らし選挙への出発点となった1月だが、結局はニコラ・サルコジにとって厳しい判定が結晶化してしまって評価回復にはならなかったのではないかと見られているようだ。
サルコジ大統領は未だに仏大統領選挙出馬の宣言をしていないで、独自の運動を展開していることから国費で自分の選挙運動をしているとの疑惑もおこっていた。
サルコジ大統領のどんな提案も国民を満足させていないようだが特に付加価値税の値上げが不人気を明快に増大させていると分析されている。
財政危機の中で特に失業を制御できない大統領の責任性と信頼性が疑われている。失業者は2011年の第三期には284万4800人を数えた。
大統領といつも比較されるフィヨン首相は42%だが、これも2007年の就任以来の最低を記録した。
【参考記事】