10日、北朝鮮の国営・朝鮮中央通信社(KCNA)の報道で囚人の釈放を2月1日に行うと恩赦の宣言を発表した。これは4月15日には朝鮮民主主義人民共和国の建国者である金日成主席(1912-1994)の生誕100周年記念の行事が予定されているためだという。金正日総書記(1942-2011)は12月17日に死去したが、この1月16日には70歳の誕生日を迎えるはずだった。囚人の恩赦は記念日が近づいているためだという。しかし釈放の対象となる犯罪や人数は発表されてない。
人権団体によると北朝鮮の監獄には子供や婦人を含めると20万人ほどが強制労働に処されているという。処罰の内容はほとんどが政治的なもので一般の犯罪者ではないとされている。
この記念行事には北朝鮮の軍隊120万人が新たな祝福の儀式を行う模様。なおこれまで金正日氏の後継者金正恩は28か29歳といわれていて生まれた年はわかってないが、フランス通信(AFP)によると誕生日が1月8日なのではないかと報道されている。