2011年4月8日金曜日

コートジボワールで100人以上の死体が発見 ワタラとバグボの戦争で部族対立闘争を煽る責任者は誰か

4月8日コートジボワール西部で国連(ONU)職員が24時間以内に殺害された100人以上の遺体を発見した。その中で焼かれたり井戸に投げ込まれたりしている者がったという。国際赤十字社(CICR)では部族闘争の犠牲者であるとしている。すでに800人の死体がドゥエコウエ(Duékoué)の町で発見されていた

ジュネーブのリュペール・コルビル国連人権諮問官によるとドゥエコウエ(Duékoué)で15人、グイグロ(Guiglo)で60人、ブロエカン(Bloequin)で40人ほどの死体が発見されたという。コルビル氏によるとロラン・バグボ前大統領と対抗者のアラサン・ワタラとの間の戦いにより地方の部族衝突が掻き立てられたその責任者は誰なのかを知ることはいまのところ不可能だとしている。

コートジボワールの民衆は水も食料も枯渇し医療もまともに受けられない状況で、緊急事態なのはワタラとバグボとの戦争どころではなく食料とか水の人道救援が先決問題になっていて、国連軍(ONUCI)やフランス軍の固執しすぎた軍事介入は異常にみえる。

コートジボワール国民の生活が尊厳され救済に向かっているとは思われない。コートジボワールの民衆を脅かし不安に落としいれ不幸にすることは誰もこれを喜ばない。フランス国内で外国による同様な軍事的な内政干渉があった場合を想像すると良くわかることだ。