5月7日夕刻、エジプトのカイロ北西部の庶民街インババ(Imbaba)地区でイスラム教徒がエジプトのキリスト教会コプトを襲った。少なくとも4人が死亡し20人の負傷者がでたとエジプト保険相が仮声明をだした。キリスト教会が襲撃された原因はキリスト教徒と思われる男性がイスラムへの改宗を欲してたのが理由で、教会内に閉じ込められたからだとイスラム教徒側ではいっている。別のキリスト教教会も焼かれた。教区のヘルミナ司教によると死亡したのはコプト教徒でイスラム・サラフィスト派の犯行だといっている。サラフィスト派は過激派「説教と戦闘のためのサラフィー主義者集団(GSPC)」で「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ」の原型であるとわれる。
ロマンディ・ニュースによると、2月11日にエジプトのムハンマド・ホスニ・ムバラク大統領が失墜してからはエジプト軍隊が国の安全を保障していて街路で衝突したすべての人々を新法によって強盗行為とみなし逮捕するとの軍人の声もあるという。
コプトはエジプトの古いキリスト教でエジプト人口8000万人の6%から10%を占めるといわれ、中東の少数派宗教の中では最大の信徒数を誇る。
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(参考記事)