2011年6月29日水曜日

ジョゼ・ボべ氏らのOGMトウモロコシ闘争 ポワチエ裁判で放免

2008年8月にビェーンヌ県で遺伝子組み換えトウモロコシ(OGM)の畑を自主借り入れしたジョゼ・ボべ欧州議員・農民運動家ら8人が農家側から訴えられてポワチエ裁判所で審議されていたが6月28日裁判所は無罪放免の判決をだした。この闘争で裁判所に駆けつけていたセゴレーヌ・ロワイヤル大統領選挙社会党(PS)予選候補は、今回の判決を彼らが危険を喚起したことが受け入れられたからだと見ている。

ボベ氏はブリュクセル(ベルギー)の欧州議会(EU)からこの勝利は15年間の戦いで最良の結果となった。遺伝子組み換えトウモロコシ(OGM)畑の刈り取り闘争は「市民の不服従」の行為でこれが承認されたのだと評価している。またボベ氏はこれがわたしの最後の裁判で最初の無罪放免であるといって喜んでいるという。

ボベ氏はバイテク産業のモンサント社がフランス政府が栽培を禁止していたにもかかわらずビェーンヌ県のポワチエ近郊のシボーとバルヴィエンヌの2つの畑を実験用としてトウモロコシ(OGM MON810/NK603)を栽培していたので正当だとしてボベ氏らの2008年8月15日の自主刈り取り入れは10月の法制化の前で違法だとして執拗に食いさがていた。


(参考記事)

Le dernier procès de faucheurs volontaires se termine par une relaxe - actualités voila

http://www.20minutes.fr/article/749353/poitiers-huit-faucheurs-volontaires-dont-jose-bove-relaxes

http://www.leparisien.fr/bordeaux-33000/relaxe-bove-la-decision-va-faire-jurisprudence-mamere-eelv-28-06-2011-1512269.php