2011年11月5日土曜日

パリ高等裁判所、サイエントロジー裁判 「集団詐欺」容疑で




サイエントロジー教会のパリ支部は元メンバーの弱さに付け込んで、その多数から多額の金をゆすりとっていたとされることで11月3日から組織された集団詐欺の疑いで裁判がパリ高等裁判所で始まった。


2009年5月の目立たない法律修正で当初の裁判でのサイエントロジー解体要求は不適応になっていた。

2011年5月、13年に渡る予審調査の後でクレテール裁判所検事はバル・ド・マルヌ県のオーベール・ド・バンセーヌ学校の件で6人(内2人は元サントロジーのパリの責任者)を裁判所に送った。同学校は私立でサントロジー教会の受戒を親に知らせないで行っていた。

2002年には元サントロジー会員のアラン・ストフェン氏が詐欺容疑で告訴して、今もパリ裁判所で係争中である。

サイエントロジー教会は米国では宗教と考えられている。サイエントロジー教会は1954年にロン・ハーバードによって創立されたが、フランスでは1995年の議会レポートでセクトに位置づけられている。1200万人の会員が世界にいて、フランスには45000人がいる。

2007年にはサイエントロジー教会の代表トム・クルーズ氏をベルシーの大蔵省に横付けしたボートに迎えたサルコジ大統領と前妻のセシリア夫人が話題になっていた。