2012年2月4日土曜日

サルコジ大統領の長男、仏首脳専用ジェット機着服で、ウクライナから帰国

 仏政治家暴露専門の週刊紙カナール・アンシュネの2月1日版は、サルコジ大統領の長男ピエール氏(26歳)は1月24日にウクライナで食中毒で入院していたが、国家費用でフランスに帰国していることを明かした。 大統領や首相しか個人使用できない仏軍のフラコン50をピエール・サルコジ氏は親の権威を着服利用したかたちでフランスに帰国した。20ミニュット紙やRue89紙のサイトが報道している。この特別製の小型ジェット機は一時間あたり5600ユーロ(約56万円)の費用がかかるといわれている。

 フランス通信(AFP)によるとサルコジ大統領の長男の乗ったメルセデス車には2台の車が付き添いその内の1台はパトカーで、オデッセィ飛行場に午後に到着したといっている。

 政治家暴露の専門週刊紙カナール・アンシュネがサルコジ大統領に質問して糾したことによると、往復7時間の飛行にニコラ・サルコジは小切手で7632ユーロ(約76万円)支払ったといっているという。同紙は32000ユーロ(約320万円)不足だといっている。

 仏政府の大統領と首相しか利用できない特製外交用小型ジェット機を個人利用することが大統領の子息だからといって許されることは金銭以前に公私混同していて問題であることはいうまでもない。