ベイルート訪問中のロラン・ファビウス仏外相はシリアの各種族はアサド大統領が自国の市民を殺害していると見ていると16日フランス通信 (AFP)に語った。これは驚くべきことであるだけでなくアサド体制の崩壊を意味していると同外相は語った。今後はシリア体制内部の雪だるま式崩壊が起こり幹部離脱が事実となって証明されることになるという。すでに離脱したリアド・ヒジャブ首相やアサド大統領の竹馬の友であったマナ・タラス将軍など最近の例を出しながらのべた。そして同外相は我々はそれを待っているとフランスの立場を明らかにしている。
アサドの場合は2011年の殺害されたリブビのカダフィ大佐よりもより強大な空軍と対抗ミサイルを所持しているとファビウス外相は語った。
サルコジ前大統領が推進したカダフィへの空爆を、今回のシリア危機でもアサド体制に対し行うべきだとの「行動」の主張をするサルコジとは異なりファビウス外相はカダフィとアサドとを同一視する認識を批判している。