5月20日イスラエル南部のネゲブ(Néguev)砂漠の大都市ベエルシェバ(Beersheba)のアポアリム(Hapoalim)銀行が襲われた。犯行者イタマロ・アロン(40歳)は自殺する前に4人を殺害した。殺されたのは同銀行の二人の責任者と2人の男女の客であった。朝に銀行に行った犯行者は金を要求したが拒絶された後に再び銀行を武装して訪れ犯行に及んだ模様。イタマロは元パレスチナ軍隊の隊長で現在は両親と銀行近くに住んでいた。
イタマロは市民に戻ってからは教育施設などの警備員をしていた。イタマロは静かな性格であった。テロの襲撃があった2002年にはベエルシェバ市から感謝状が送られていた。2011年に隣家の人と激しい争いを起し検挙された。警察は武器の押収を求めたが裁判所はこれを身の防衛のために拒絶していた。イタマロはその後づっと武器を所持し続けていた。
イスラムでは多くの武器が町に溢れ19人に1人が銃器を所持している。武器が簡単に手に入ることが今回の事件を招いたと考えられている。
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