6月5日午後に仏最高裁判所は、ボルドー裁判所のジャン・ミッシェル・ジャンティ判事が不適当だとする考えからリリアン・ベタンクール事件の審査停止要求がサルコジ前大統領などからあったがこれを退けて、検事総長にリリアン・ベタンクール事件の調査続行を勧告した。
現在リリアン・ベタンクール事件で審査の対象になっているのはサルコジ氏のほかにエリック・ブルト元財務相やベッタンクール氏の管財人のド・マイストル氏などがいる。
現在リリアン・ベタンクール事件で審査の対象になっているのはサルコジ氏のほかにエリック・ブルト元財務相やベッタンクール氏の管財人のド・マイストル氏などがいる。
リリアン・ベタンクール氏の健康鑑定をした5人の医師の1人がボルドー大学病院のソフィ・グロンブ氏でジャンティ判事の妻の保証人になった人であったことからその公正性に問題があると指摘する記事がパリジャン紙に掲載されていた。しかし鑑定は医師が5人もいて客観性に問題はなかったと判断された。
リリアン・ベタンクール氏は精神的にすでに5年近く前から衰弱していたと鑑定された。これに基づいてジャンティ判事らは2007年のサルコジ氏の大統領選挙運動献金問題をボルドー裁判所で審査することになったためである。
【参考記事】