6月7日、日本を訪問中のオランド仏大統領はシリアで消息不明になった2人の仏人ジャーナリストに関し、「即刻、ジャーナリストの解放を要求する」と述べた。大統領はジャーナリストや所属メディアの名前はあげなかったが、「彼らは情報を発掘する世界に貢献している」「世界はシリアの情報を待っている。これに圧力をかけて情報封鎖をすることは許されない」とジャーナリストの価値付けを安倍首相との共同記者会見でした。2日午後にシリアのエルバ市とマラア市との中間で武装した4人に誘拐されたと見られる二人の仏人ジャーナリストはデディエ・フランソワ(Didier François)氏とエドワード・エリアス(Edouard Elias)氏で、世界の危険地帯を専門に取材活動をしているのでしられるルポ記者である。
シリアでは米ジャーナリストのジェームズ・フォレィ(James Foley)氏が4月9日に行方不明になっている。イタリアのスタンパ紙のジャーナリストドメニコ・キリコ(Domenico Quirico)氏も4月9日に行方不明になったがシリアで生存している情報が1日に入っている。
ルポルター・サン・フロンチェー(RSF、国境なき記者団)の発表では、シリアでのジャーナリスト死亡数は、シリア反体制派蜂起開始の2011年3月15日以来これまでに24人を数えているという。アサド体制に反対する市民に向けて大砲を撃って圧力をかけた。これまでに94000人が死亡しているとシリア人権監視組織(OSDH)では言っている。
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