20日夜、パリ西近郊のオート・セーヌ県のコロンブの森の駐車場で服毒自殺をはかった危篤状態の男性が警察によって発見された。この男性が18日に左派系新聞リベラション紙を襲ってカメラマンを襲撃した犯人であった。男性は近郊の病院に運ばれた模様。男性はアブデルアキム・デカール(Abdelhakim Dekhar)と言って警察には既に、パリ1994年10月4日のレイ・モウパン(レイ夫婦とモウパン夫婦)事件で知られていたはずだが、1998に監獄を出た後の記録カードが消えていた為に追跡ができなかったとしながらも、警察の努力で犯人が逮捕できたとマニュエル・バルツ内相は言っている。
犯人は数日間に渡って、監視カメラに収まった映像写真が見えるように解析されて報道されていた。パリ西近郊のクールベヴォア市では、「私は悪い事をやった」という殺害事件を髣髴させる告白を犯人から受けたとの尋問回答を警察が得ていた。
マニュエル・バルツ内相は昨夜いち早く、左派系新聞リベラション紙のカメラマン殺人事件犯人の遺伝子検査結果がデカール氏と同じであることを発表した。
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