3月5日号、政治家暴露の週刊紙カナール・アンシュネ |
今後の更なるメデアでの暴露が心配される事もあってのことなのか、5日に政治家暴露の専門週刊紙カナール・アンシュネとインターネット紙アトランティコ(Atlantico)が録音記録の一部を掲載した後で、サルコジ夫妻は早急に訴えを起して問題に対応した模様だ。
私的会話の秘密は守られるべきであり、ビュイソンの話しは、私生活を話しているのであってそれを合意なしに録音し発表したことは、民主的社会では受け入れられないものだとサルコジ側の弁護士は認識している。しかし録音されたどの会話が私的生活の秘密を侵害し外的イメージを損なったのかに関しては指摘されていない。有罪になれば1年の禁固刑と45000ユーロ(約63万円)の罰金が処せられる可能性がある。
語呂合わせで書かれたタイトル。3月5日号、カナール・アンシュネ |
サルコジの弁護士はBFMラジオFMの質問に対して答え、この事件の完全な調査がなされることで、誰によってこの録音が暴露されたのかを明かすことができる。自分にはパトリック・ブィッソンと同じように考えがあるが、公共の場では話さない、と語ったという。
ブィッソンの弁護士ジル-ウィリアム・ゴルドナデルによると、ブィッソンにとっては全く不道理な取り扱いであるとの感情が強く、自分は避難されることなどなにもしてなかったと見ていて、ブィッソンは自分の栄誉を守る決意だと話している。
エリゼ大統領官邸でブィッソンが録音していたことをサルコジは知っていたのかとの質問では、同弁護士はそんな質問は問うに足らない。それはみんな非常によく知っていた事であって、公的利用はブィッソンの会話には無かったと答えてる。
ル・ポワン誌(Le Point.fr)のインタビューに親子で裁判を争うことになったパトリック・ブィッソンの息子ジョージュ・ブィッソンが答えている。自分はサルコジ前大統領就任の初めの頃に録音機の記録を発見したが、しかしこれを言いふらしてはいないと言っている。「私が言いふらしの初めではないのです。すべての録音記録を晒してはいなかったので」と嫌疑を払うように発言している。その後で「違法録音記録がされた物が盗まれたので驚いたのです」とジョージュ・ブィッソンは語った。当時息子が親に質問したことは、「どうして政治的会話を録音などするのか?」ということだった。これの答えは、「録音は自分の記憶でノートなのだ」といことだったらしい。
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