欧州懐疑主義のマリーヌ・ル・ペンの仏極右派の国民戦線(FN)は欧州議会で24議席を獲得しフランスでトップの位置を占めた。しかしながら欧州議会内に党を結成出来ずにいる。FN(24議席)と同じく欧州懐疑主義のギリシャの急進左翼(28議席)などは今回の投票で国のトップになっているが共闘ができないのは、極右翼系のFNとは信条が合わないためだ。逆にギリシャのネオ・ナチズム党は最小議席を獲得しているが、これは逆にFNのほうがネオ・ナチズムと同一視されることを嫌い拒んでいるために共闘は挫折し実現していない。欧州議会では党派結成には25議席以上が必要なことと、その構成員が7カ国以上の国から出ていなければならないことが条件になっている。
もっかFN党首マリーヌ・ル・ペンはデンマークへ飛んでいて、今回26議席を獲得した移民反対の党と交渉中だが、極右翼系のFNとは共闘は難しいということらしい。
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