2014年8月16日土曜日

モンブラン山塊アルジャンティエー峰で死亡した6人の登山家の雪崩説崩壊 


モンブラン山塊 写真中央右のアル
ジャンティエー氷河に沿って三角形
に突出して見えるのがシャルドネ
(3824メートル)でその右隣奥が
アルジャンティエー峰2014年
8月6日(写真撮影は筆者)
モンブラン山塊(l'Aiguille de l'Argentière)で8月12日に死亡した6人の登山家の調査で初期の有力な仮説であった雪崩説は否定された。突然の岩と雪の急斜面落下が6人の死亡原因だとアニエス・ロビン副検事は言っている。これはガイドと最後に見つかったクレパスに落ちた女性の死体検視から想定できるという。報道によればなぜ4人全員がコードで繋いでいたのかなど、謎に包まれた部分も多くまだ明快な事故の原因はわかってない。再度の追跡調査が来週からなされる。6人の死体は落下した翌日の8月13日に標高3500メートルと3700メートルで発見されている。標高3901メートルあるアルジャンティエー峰からの帰路で事故は起こったものと見られている。


5人の男性と1人の女性の登山家は初心者ではなく、彼らのうち5人は27歳から45歳であった。

ガイドの指導で2週間にわたるフランス国立野外スポーツセンター連盟(UCPA)の組織した技術完成化のためのスタージュに参加していた人たちだ。

私もこの事故の起こる3日前まで同地にいたのであるが、シャモニーは7月は24日間も悪天候の日が続いていた。8月初旬も天気はよくなかった。7月から犠牲者が相次いでいて、モンブラン山塊を登るアルピニストに無理な登頂があったのではないか。


【関連記事】

モンブラン山塊のエギュイル・ド・ミディでもアルピニスト3人が死亡http://franettese.blogspot.fr/2014/08/3.html


モンブラン登頂 タキュル経路で雪崩で遭難 イタリア人2人は死亡 http://franettese.blogspot.fr/2013/08/2.html




【参考記事】


http://www.bfmtv.com/societe/alpinistes-morts-dans-le-mont--828151.html
















MontBlanc
L'Argentière, dans le massif du Mont-Blanc, ici le 11 août 2009. - © Guillaume Bavière - Flickr - CC

L'hypothèse de l'avalanche dans la mort des six alpinistes retrouvés mercredi sur le massif du Mont-Blanc a été écartée.