2014年8月25日月曜日

アサンジュ氏英国在エクアドル大使館を出て スエーデンでの裁判を希望

報道の自由を叫ぶ戦士ジュリアン・アサンジュ氏は政治的社会的状況を見るとスエーデンでの裁判にチャンスをかける模様で近く、2年間を送った英国在エクアドル大使館を出る希望をしている。オーストラリア人アサンジュ氏はスエーデン政府が同氏への暴行罪の嫌疑追求を止めるだろうと見ている。しかしアサンジュ氏はいつ、どうして大使館を出るかの詳しい発表はしていない。アサンジュ氏がもし政治的スパイ行為で告訴されるのであればスエーデンは米国への移送は完全にできないことになる。これには前例があり、スエーデンは1992年に米国中央情報局(CIA)の歴史で唯一ロシア側に寝返ったスパイ工作員のエドワード・リー・ホワード氏を米国へ引き渡すことを「政治的犯罪」の理由で拒否している。しかしスラート(Slate)紙は、米裁判所はアサンジュ氏を盗難やサイバー攻撃犯罪など別件で押さえ込もうとしているのではないかと見ている。

しかしながら方策のないアサンジュ氏にとってはスエーデン裁判所はなにがしらの助けになるようだ。それはアサンジュ氏が英国在エクアドル大使館に避難したときに、スエーデン政府の態度は法務大臣下の国際司法協力関係の犯罪問題部長(UIf Wallentheim)に外国政治としてこれを相談すると発言しているからだ。

米国とスエーデンとの引渡し条約は1961年に成立し1983年に再締結されて「政治的犯罪」もしくは、「政治的犯罪に比較できる犯罪」者の引渡しが禁止された。





アサンジュ氏によると43歳の女性への性的暴行容疑は造作された同氏を米国に引き渡すための陰謀であったと主張している。