8月17日、イスラエルのテルアビブでユダヤ人女性とイスラム人男性との結婚式を200人の極右派がこれを妨害しようとしたのをイスラエル警察が阻止した。マルカさんは結婚式前にイスラム教徒に改宗したことで抗議者のユダヤ人からの批判の対象にされ「アラブは死ね」と抗議する叫び声が上がっていた。イスラエルにはアラブ人が20%ほど住んでいて、そのほとんどはイスラム教徒である。異教徒と結婚する場合には、批判が多いために国外で行うことが多い。この抗議はガザ地区での戦いを背景にしたイスラエルにおけるアラブ人社会とユダヤ人社会の対立を物語っているとヌーヴェル・オブセルヴァトゥアール誌は指摘している。
マラル・マルカさん23歳とマムード・マスール氏26歳は共にテルアヴィヴ出身だ。結婚式への抗議は法的に阻止できなかったものの警察の援助を取り付けることができたという。抗議者は式場の200メートル先でブロックされたという。抗議者の4人が逮捕されている。