リベラション紙が瀕死の状態にあると伝えられている。リベラション紙がなくなることは民主主義 の一部消滅を意味するとも言われている。数ヶ月にわたる経営危機の後で倒産寸前にあると22日のラジオフランスアンフォは報道した。ヌーヴェル・オブセルヴァトゥアール(Nouvel Observateur )誌から7月はじめに52.8%の支持率でリベラション紙の編集長に戻ったローラン・ジョッフラン氏は社会正義とフランスで最も自由な反権力の新聞として急激な時代の変化に答える新しい形のジャーナリズムを模索して、全力を尽くすと宣言している。リベを救済すべく企業診断書をもうすぐだすが、ジョッフラン氏への信頼なのか企業家が金をだすと宣言しだした。
株主の一人ブルノ・ルドウ氏が数ヶ月前にリベラション紙の名前を使って文化会館とレストランを経営しようとした計画にリベの大多数のジャーナリストと従業員が反対した。
フランスで出される新聞を統制している組織OJDでは2014年度で一番売れなかった新聞としてリベをあげている。
ジョッフラン編集長の考える良いジャーナリズムとはまず調査主義であり、次にスタイルと思索だという。実際的な証拠が必要であり、これが世界の見えない不可測な変遷で進んでいく思考にブレーキをかけるという、そういうサルトルのような自分に対立する思考法で、一言でいえば左派の賢明な発明を繰り返すというこであるという。それはリベラション紙はインターネットを第一の優先策として扱ってゆくとローラン・ジョッフラン新編集長は宣言している。
【参考記事】
Laurent Joffrin : «Merci à l'équipe de Libération»
http://ecrans.liberation.fr/ecrans/2014/07/02/laurent-joffrin-merci-a-l-equipe-de-liberation_1055841