(パリ=飛田正夫)山口那津男公明党代表は訪問先のロシアで「常在戦場の心構えで臨時国会を迎えたい」と記者団に述べている。安倍晋三首相と山口との両者の間では前から解散は決まっていたようだ。この「常在戦場」という言葉をロシアで吐いた山口だが、これは彼れが作り出した言葉ではないだろう。創価学会の最高幹部か、もし生きていれば池田大作ではないだろうか。山口には、平和な日本が日常的に戦場化して、北朝鮮の核ミサイルで紅蓮地獄の焔の中に堕ちて行くことは考えてはいないはずだ。彼は「常在戦場」を「創価学会・公明党」の選挙の心構えとして語っている。しかしこの言葉には忌むべき響きが宿っている。衆院解散は、一つにはあちこちで言われているように、安倍の加計学園・森友学園での学園優遇汚職疑惑を隠すためだとされている。しかし最も重要な意味は、創価学会・公明党側からの安倍首相への近年の接近である。創価学会は現在、宗教的な教義逸脱と偽本尊の造作問題で内部会員からの批判も強く、執行部への疑惑や批判が高まっている。池田大作の死ともなれば創価学会は壊滅してしまうとさえ噂されている。その回避策として、今回の衆議院解散が安倍を巻き込んでこの周辺から企画されたのだとも考えられるわけだ。そのような場合に、この危険な日本の政治の姿は、創価学会という宗教団体と神道を公然と拝む安倍晋三首相との結合という、「政教一致」によって、民衆が誤れる宗教思想で目潰しされた全体主義へと進行していることが心配される。(日本時間;20/09/2017-08:28)
今日の国連総会のダイレクト報道をテレビを見ると、トランプ米大統領は、北朝鮮が核ミサイルを放棄しなければ、アメリカは力があるので、「北朝鮮を全滅させる」とぶち上げて、北朝鮮を不良扱いにしながら、米国の一方的な威圧的な態度を見せた。その後で、少し時間を置いてマクロン仏大統領が国連総会で35分話し、北朝鮮の核行使への経済制裁は強く推し進めることには賛成だ。しかし、軍事力行使には絶対に反対だとして「相互的交渉」で解決していくことを宣言している。
トランプとの紛争解決のやり方が異なることをフランスの大統領は明快に示した。この「相互的交渉」の平和解決を現実化していくことは大事で、トロンプのような発言が現実化するとなると、中国もロシアも韓国でさえ怖れをなすのではないか。日本の安倍晋三首相や山口那津男はトランプ米大統領の味方をして、北朝鮮に敵意を持ち続けて、威圧的な好戦姿勢になって日本国民の心を恐怖や不安で煽って、そこに「創価学会=公明党」=「自民党」の誤りを隠蔽し、政治に勝利を見出そうとすることは許されない。(パリ時間;20/09/2017-01:28)
【参考記事】
http://www.sankei.com/politics/news/170919/plt1709190029-n1.html
http://news.livedoor.com/article/detail/13627146/