2015年8月3日月曜日

オリンピック競技のメダリスト800人にドパージュ 嫌疑 特にケニアやロシアの選手が

英国サンディ・タイムスとドイツのARDテレビが8月1日にオリンピック競技のドパージュ問題を扱った。ARDテレビはルポルタージュでロシアとケニアを狙い撃ちした報道をし、英国サンディ・タイムズは、国際陸上選手の基本的な資料として国際陸上連盟(IAAF)が得た12000人の血液検査では恐怖すべき数字があがっているとしている。2001年から2012年に検査した5000人の陸上選手の内の800人に嫌疑が掛かっていて、これは146人のメダル受賞者が該当することになるという。(パリ=飛田正夫 2015/08/03 3:03日本標準時

国際アンチ・ドパージュ局(AMA)は、記者会見して世界の陸上競技が非常に心配だと話した。これから開催される世界選手権(中国で8月22日から8月30日)などに直接大きな影響がでると見られている。2001年以来のロシアのメダルの80%がドパージュによると嫌疑されている。ケニアの取った18個のメダルもドパージュによると英国紙ではいっている。同紙のカメラマンがケニアに乗り込んでドパージュの現場を隠しカメラで撮影しているという。