しかしながら1月初旬のチャルリーヘブドと11月13日のパリテロ襲撃事件とでは、フランス国民の外国人特にアラブ・イスラム教徒に対する、その間に移民問題なども大きく胎動したなかで、どういう変化がでてきたのかということです。
フランスの外国人嫌いやフランスに内在する右派の人種差別が、今回のパリ襲撃事件を追い風にサルコジなどがどういうふうに利用するのかが注目されます。その中で良心的フランス人や或いはオランド大統領は、どのようにしてフランスの価値である反人種差別主義である共和国の政教分離(ライシテ)の精神を保てるかという反サルコジの考え方があるわけです。不思議なことにサルコジの「共和党」(LC)というのは「反ライシテ」なのです。これを有名無実という危険なものなのだということを知る人は、フランスにも日本にも少ないようです。
余りにも多くの汚点をサルコジが残した国民運動連合UMPの名前を、自ら嫌ったサルコジ前大統領が名前を変えたわけです。それが今の「共和党」(LC)なのです。本当は11月12日午後の裁判判決でサルコジ前大統領の最側近であったエリゼ大統領官邸総書記で内相も務めたゲアン氏の2年間の禁固刑などの事実こそ11月13日には報道されるべきであったが、これはパリ同時テロ襲撃事件一色になって、 掻き消されて隠されてしまっている。
フランスの外国人嫌いやフランスに内在する右派の人種差別が、今回のパリ襲撃事件を追い風にサルコジなどがどういうふうに利用するのかが注目されます。その中で良心的フランス人や或いはオランド大統領は、どのようにしてフランスの価値である反人種差別主義である共和国の政教分離(ライシテ)の精神を保てるかという反サルコジの考え方があるわけです。不思議なことにサルコジの「共和党」(LC)というのは「反ライシテ」なのです。これを有名無実という危険なものなのだということを知る人は、フランスにも日本にも少ないようです。
余りにも多くの汚点をサルコジが残した国民運動連合UMPの名前を、自ら嫌ったサルコジ前大統領が名前を変えたわけです。それが今の「共和党」(LC)なのです。本当は11月12日午後の裁判判決でサルコジ前大統領の最側近であったエリゼ大統領官邸総書記で内相も務めたゲアン氏の2年間の禁固刑などの事実こそ11月13日には報道されるべきであったが、これはパリ同時テロ襲撃事件一色になって、 掻き消されて隠されてしまっている。