(パリ=飛田正夫2015/12/17 23:32日本標準時)フランス極右派系国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペン総裁はシリアのダエッシュ(Daesh)=イスラム主義国家組織(IS)による虐殺の凄惨な写真を彼女の選択でツイィターに掲載していて、これが人種差別的怨念を焚きつけるものだとしてナンテール裁判所で予審調査が16日夜に開始されていたが、ペンは12月17日になって写真を削除した。マリーヌ・ル・ペン総裁はフャレ氏の写真だとは知らなかった。今日の朝にファレ氏の家族から要請があったので、消したといっている。フォレ氏の母親は、あなた方は息子の頸が切られて写真が報道させるのを見たいのですか?と抗議している。以前に、ラジオRTLとBFMTVのジャーナリストのジャン・ジャック・ブールダン氏はFNとダエッシュ(Daesh=IS)は同じだとしたことで、これをマリーヌ・ル・ペンFN総裁は批判して論議になっていた。
ブールダン氏は16日朝にアラブ専門家のジル・ケッペル氏をラジオに招待し、そこで、国民戦線FNとダエッシュ(Daesh=IS)との直接の関係はないとしても、最終的にはダエッシュの思想であるフランス社会を(右傾化へと)押しやるところで繋がているとの専門家の発言を引き出している。
マリーヌ・ル・ペンは危険な人権傷害で刑法の適応により3年間の禁固刑と罰金75000ユーロ(約1100万円)の可能性もある。
【参考記事】
http://www.rtl.fr/actu/politique/marine-le-pen-retire-la-photo-de-james-foley-de-son-compte-twitter-7780899581
http://www.20minutes.fr/monde/1752683-20151217-marine-pen-retire-photo-james-foley-compte-twitter
http://www.francetvinfo.fr/monde/proche-orient/offensive-jihadiste-en-irak/daech-les-photos-diffusees-par-marine-le-pen-suscitent-la-controverse_1227177.html