25日朝のR MCラジオに出演した警察組合総副書記長ニコラ・コント氏は、R MCラジオのジャーナリストのジャン・ジャック・ブールダン(Jean jacques Bourdin)氏に映像は見たかと問われ見たと答えた後で、「行政調査と司法調査との二つの調査が現在平行して行われている」「同僚の警官にはそこに及ぶ行為には自己防衛する何かがあったのだろうし、裁判所で弁明するはずだ」と語った。「映像からは何の危険性も見て取れないが」、「疲れているのか」とのブールダン氏の助け舟の質問には、「警察は最近の多くのテロやマニフェスタションがあって同僚は非常に疲れている」またこれとは別にとして、カッスーと呼ばれる破壊と強盗を目的にした集団や極右派の介入で爆発物が警察に投げられて、多くが負傷したと弁護している。R MCラジオもその時の映像を出して来て報道した。一方で警察の逸脱行為もネットに公開されることで、警察側は精神的にも圧迫されていると答えている。この警察は二重に処罰される可能性が強いとも語った。ベルギーのブリュッセルの自爆テロ以後にカズヌーブ仏内相は警察数を1600人ほど展開するとしたがどこに行ってしまったのか?との質問には、コント氏は、追加展開という場合は再展開のことであって、警察はベルギー国境や駅の警備、飛行場の警備に配置されている。例えば、ニースでイタリア国境を監視する国家警察が飛行場へ配置展開されるということで、これを内相が決定できる。しかし警察増加はまだ我々に不十分であると話している。
フランスでは一般的には警察の暴力は裁かれることが珍しい。今回のように既に証拠ビディオが流れていることが重要で、多くの市民の目を覆い欺くことが出来なくなるだろう。
一般の労働組合や要求請願デモの場合などは、国営報道機関であるA2やラジオ・フランス・アンフォなどは、デモの予定日などの案内はしないのが普通だ。しかし今回の労働法案デモに関しては、高校生のデモの予定日などを数日前からラジオやテレビが異常なまでに前宣伝があり不思議に思っていた。いまのフランスの国営メディアには、前の大統領の任命した管理職がいてオランド大統領に批判的な報道傾向があるようだ。フランスのテロもそうだがこうした暴動も政治的な流れと無関係ではないと見える。
【参考記事】
https://www.youtube.com/watch?v=J5MCZZKcQYw
http://rmc.bfmtv.com/emission/video-d-un-lyceen-frappe-violemment-par-la-police-je-n-excuse-pas-mais-des-choses-peuvent-expliquer-961889.html
http://rmc.bfmtv.com/emission/video-d-un-lyceen-frappe-violemment-par-la-police-je-n-excuse-pas-mais-des-choses-peuvent-expliquer-961889.html
Durée : 00:30 | Images : Twitter : @dayan_cr7 et @dinakesS_91
En savoir plus sur http://www.lemonde.fr/societe/video/2016/03/24/manifestations-contre-la-loi-el-khomri-un-lyceen-violemment-frappe-par-la-police-l-igpn-saisie_4889756_3224.html#OCi2vbBzolVTQ19Z.99