2016年5月20日金曜日

エリック・サティ生誕150年ノルマンディーの思い出 ブーダン美術館など

150年ですか。エリック・サティの家に行ったことがあります。ノルマンディーの16世紀の港、フランソワ1世が作ったルネッサンス時代からの港町の石畳を辿って行くと奥に海岸側ですがサティの生家が美術館になっています。このオンフルールで1866年5月17日に生まれたのです。階段を上がると二階に自動鍵盤のグランドピアノが彼の曲をならしています。この曲が奏でられていたのです。私はこれが彼の作品で一番いいと思っています。ほかのは余り好きになりません。Erik Satie - Gymnopédie No.1
https://www.youtube.com/watch?v=S-Xm7s9eGxU
黒いパラソルがあちこちにつるしてあり、梨の模型もつるしてある。雰囲気は非常に彼の作品に合っている。


残念ながら町の中心街へは車は一切はいれないので、遠くに駐車して歩かなければならないために時間がかかるわけで、よほど好きでないと立ち寄る人は少ないのです。この町は美しい画廊も美味しい海産物のレストランも多く素晴らしいのですが、日本人観光客は1時間ぐらいの滞在で旧港の辺りを歩き写真を撮って返ってしまうようです。これでは何も見ないに等しい。無駄遣いというものです。サティの家の地上階の庭側にでるとそこが海岸です。急な階段を上がると上が、有名なサンシメオンの民家で今はホテルとレストランになっている。遥か対岸のサントアドレスが望める印象派の画家が集まったところです。そのちかくが、印象派のモネなどの先駆的な役割をはたしたユージェヌ・ブーダン美術館になっている。ブーダンの作品はオルセーでもみられますが、ここでの展示はモネとブーダンが一緒に写生したパステル画などが沢山並んでいるのです。セーヌの河口をテーマにしたマルケやヨンキント、クールベ、デュフィなどが見られます。私の印象ではこの印象派画家たちとはほぼ同時代のエイリック・サティの音楽とは非常に合っているように思えるのです。2004年からはサティの家は展示が拡張されサティと仕事を一緒にした画家のデユランとか文学のジャンコクトーなどの協力者の記念品が展示されている。https://www.tripadvisor.fr/・・・/Attraction_Review-g187189・・・
Satie House and Museum (Maisons Satie)
Ranked #8 of 37 attractions in Honfleur. Been here too?…
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