仏裁判所はフランスが2008年12月23日にブラジルを訪問したサルコジ元仏大統領とルラ大統領との間で売買契約した6700万ユーロ(約80億円)の攻撃用スコルペーネ原子力(加水式)潜水艦4隻と通常潜水艦1隻の取引での賄賂を調査していていたが、見返り賄賂がサルコジ政府側にあったと見られてきている。フランスの財政担当検事が予備調査を昨年10月から開始していたのが確認されている。ブラジル側は海底油田を守るために潜水艦を必要としていて、フランス造船局(DCNS)は契約受注のためにこの多額の賄賂を払った。(パリ=飛田正夫 投稿日本時間2017/05/21 ;22:52)
賄賂を払うのは合法だが見返りの賄賂を受けるのは法律違反となっている。