2017年9月26日火曜日

北朝鮮の領海外でも 米爆撃機は撃ち落とす

(パリ=飛田正夫)25日、北朝鮮の外務大臣は、ニューヨークでの国連の年次総会出席の折にジャーナリストを前にして、トランプ米大統領が先に戦闘宣言をしたという認識を国際世界に要求した。たとえそれが北朝鮮の領海外であっても米爆撃機は撃ち落とすと宣言した。トランプ米大統領が国連総会演説で、「北朝鮮を壊滅させる」とか、「北朝鮮首脳は長くはない」「米国とその連合国は北朝鮮壊滅の総ての軍事的オプションの準備が整った」などと宣言し、実際に北朝鮮沿岸に戦闘機を飛ばして威嚇してしまったことから、北朝鮮側では米国が戦争宣言をしたのだという見解だ。(日本時間;‎26/‎09/‎2017‎‎-14:00‎)

それに対しトランプ米大統領のスポークスマン(Sarah Huckabee Sanders)は、これを否定して米戦闘機が国際領海の上を飛んだだけなのであって、「戦争宣言はしていない」と発言。しかしトランプ米大統領の「北朝鮮壊滅」発言がこの戦闘機を送ってみせた軍事行動の裏にある為に、非常に戦争勃発の緊張が高まっている。これは日本にとっても恐怖を増長させるものであるのは確実だ。米国が戦闘意思が皆無だったと否定することはできない。北朝鮮へ飛んだのは普通の旅客機ではないのである。ロケット実弾を搭載した重装備の爆撃戦闘機なのである。中国代表はこれは非常に危険な状態でその加熱化は誰の利益にもならないと宣言している。22日に前ロシア国連大使で現ロシア外相のセルゲイ・ラブロフは感情的にならず良識ある態度で臨むことが大切だと言って両国の行き過ぎた過ちになれば大災害が起きるといっている。(パリ時間;‎26/‎09/‎2017‎‎-07:00‎)
【参考記事】
http://www.20minutes.fr/monde/2139023-20170925-video-declare-guerre-coree-nord-defend-washington
https://www.ouest-france.fr/monde/coree-du-nord/la-coree-du-nord-accuse-donald-trump-de-lui-avoir-declare-la-guerre-5271118