2011年1月11日火曜日

コートジボワール国連大使が、英国BBCラジオでワタラとバクボの連合政府構想を提言

コートジボワールは2010年11月28日の大統領選挙後、依然として2人の大統領が対立してお互いに主張を譲らないで対立している。共和連合(RDR)のアラサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相(68)の任命した国連大使のヤスフー・バンバ氏は1月10日の英国BBCラジオに出演し、ロラン・バグボ前大統領が大統領選挙の敗北を認めワタラ氏の勝利を承認するのなた連合政府構想の余地もあると発言した。カタラはバグボと共同作業ができるとしている。同大使はバクボは一人出なくその側近には有力な人材がいて多くの支持者もいるからだとしている。

しかしながら、同大使は「私がこういったからといって、ワタラの勝利には抗議の余地はない」と釘を刺している。また「これを受け入れるなら、交渉の余地がある」「その他にどんな解決策があるのかを私はしらない」と話している。

国際社会は2日、コートジボワールの独立選管委員会(CEI)の判断を基にワタラ元首相の勝利を支持している。バグボ前大統領は国家憲法審議会のポウル・ヤオンドレ議長の決定に基づいて大統領を名乗っている。

既に西アフリカ諸国経済共同体(CEDEAO)による数度の交渉や、直接間接の国連やフランスなど国際社会からの圧力があってバクボ大統領の追放が武力行使も辞さないとする画策まででてきたが、国際人権擁護団体などからは市民戦争になれば市民の血が流れ人権が軽んじられることを危惧する見方が起こってきていた。