2011年4月14日木曜日

欧州議会のあるストラスブール市議会で原発基地が廃止・閉鎖が はぼ全員一致で決議

4月11日フランスのアルザス地方の大都市ストラスブール市議会はほぼ満場一致でフェッセンハイム(アルザス)原発基地の即時停止と廃止を決議した。この発議はヨーロッパエコロジー・緑の党(EELV )によって提出されていたもので反対者は無くて1人だけ棄権者がいた。仏社会党(PS)、仏現政権与党の国民運動連合(UMP)の議員たちがほぼ全員で決議された。フランスは「現在、再点検の最中であるがその結果のいかんにかかわらず」原発基地の廃止をするとしている。ストラスブールはヨーロッパ議会の首都であるだけに画期的なもので今後の反原発に影響をもつと見られる。

フェッセンハイム原発基地の封鎖と廃止はすでにバール地方のバデ・フルテンベルグとフランシュ・コンテの町でも決議されていた。運河の近くにありフランスで最古(1977年12月サービス開始)の原発基地で地震地帯に建造されていたためにアルザス地方の重大な危険物として問題になっていた。

ストラスブールのロラン・リエ社会党市長は「福島もフェッセンハイムの原発基地も同時期の建造で共に地震地帯に造られていた」と共通点を指摘している。

福島の地震・津波・原発基地災害がフェッセンハイム原発基地廃止の発議の原因となったとする意見には原子物理学者で「原発を終焉する」組織のスポークスマンでもあるジャン・マリ・ブローム氏などは特に関係がないとしている。が、フェッセンハイムが地震地帯にあったことが廃止の最大の人々や議員の心配の理由のようだ。福島原発事故との関係(影響)がそこにあると考えられる。

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