2011年6月18日土曜日

リビア首相が、NATOの「戦争犯罪と人権犯罪」で国連に抗議

6月18日、リビア政府の首相バグダディ・アリ・マハムーディ氏は蜂起軍ベンガジの反リビア政府臨時国家審議会(CNT)側との接触をしたことを発表した。マハムーディ首相は北大西洋条約軍事機構(NATO)軍がこの74時間に新段階の戦闘に入って、公共施設であるホテル(16日)や大学(17日)を狙い撃ちするという過激な破壊行為をしているとしてその戦争犯罪と人権犯罪を批判した。同首相はNATOによるリビア市民への戦争犯罪を調査するよう国連(ONU)の緊急審議会の召集を呼びかけた。
マハムーディ首相は我々は扉を開いてすべての陣営との接触をすると首都トリポリで記者会見で発言している。

ロシアのアフリカ特使ミカエル・マルグエロブ氏はトリポリを訪問して6月16日に、ベンガジ政府との直接交渉が始まっている最中であることを断言している。

しかし蜂起軍側の責任者マムード・ジブリール氏はトリポリとは接触はしてないとイタリアのナポリで記者会見してこれを否定している。

(参考記事)

Le régime libyen confirme des contacts avec les rebelles: "our l'Afrique"