2011年7月22日金曜日

「飛行機」、「隕石・流星」落下に耐えられるのか、仏のEPR原子炉は建設遅れ「コンクリート壁」強化で



7月21日夜のフランス国営放送テレビA2はノルマンディー半島の西先端に位置するフラマンビル欧州加圧水型原子炉(EPR)発電基地の15年来の建設は3年ほど大幅に遅れ2016年の運転開始となったと報道された。炉心を保護するコンクリート壁を飛行機が落ちた場合でも心配ない厚さに強化するためだとテレビではいっている。このこの発表の2日前にはブルターニュ地方に流星らしき巨大な光る物体が爆破音とともにその破片が地上に到達して話題になっていた。流星墜落とEPRの安全性との関係はまだ報道されてないようだ。巨大な隕石や流星にEPRが耐えられるかどうかはわかってない。(JST 11/07/22/12:40)

 
福島の原子力事故での地震・津波の自然災害の心配とは別に、宇宙次元での恐怖をEPR建設は欧州に突きつけているのではないか。

 これはフランス電力(EDF)の依頼でブイグ(Bouygues)社が15年来建設を担当しているもので、世界初の新型原子炉のモデルとなるものだという。工事の遅れは、2011年初めに2つの事故が起こったからだと簡単に報じられた。

EPRの安全性の点では防御壁を厚くすることなどで建設費用が高くなり、これまで販売契約が進んでいた国も躊躇しているとテレビではいっている。

※これまでの経過→

Jul-22-2011

2011年7月02日
2011年7月02日
7月1日、ノルマンディー半島の西先端に位置するのフラマンビルで欧州加圧水型原子炉(EPR)発電基地の建設を担当するブイグ(Bouygues)社の工事現場で、労働事故隠滅に関する予備調査がシェルブール検事によって開始されたとフランス ...
2011年6月16日
2011年6月16日
シェルブール裁判所では、5月2日に42人のグリンピースのメンバーがノルマンディーのフラマンビルに建設中の欧州加圧水型原子炉(EPR)の作業を妨害したとする事件で法定が開かれた。 イタリアで原発基地再開の是非を問う国民投票が ...
2011年4月06日
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「欧州加圧水型原子炉(EPR)であったのならば福島の放射能汚染水の漏れは避けられたのではないか」と3月16日にローベルジョンは記者会見した。しかしそれは100%確実な安全保証の発言をしたわけでは勿論ないのであり、福島の原発 ...
2011年7月07日
2011年7月07日
7月7日、フランスのノルマンディーのフラマンビルで欧州加圧水型原子炉(EPR)の建設をしているアトランコ(Atlanco)社を6月に解雇されたポーランド人労働者(42歳)の訴えがシェルブール労使間争議審議会に提訴された。 ...


 参考

http://www.lepost.fr/article/2011/07/21/2553429_flamanville-nouvelle-organisation-pour-l-epr-mis-en-service-en-2016.html 
Flamanville : nouvelle organisation pour l'EPR, mis en service en 2016