2011年11月14日月曜日

シリアのアサド大統領に叔父が「退陣」要求と「亡命」を提案

http://www.youtube.com/watch?v=BUANseljV3s

シリアのバッシャール・アサド大統領の叔父リファット・アル・アサド氏(71歳)が大統領の退陣を要求し権力をシリア市民の手に返して、国際社会の保護の下に外国に亡命するよう提案している。独裁君主への新たなアサド政権への追撃となった。が同時にリファット氏は国内での市民戦争が勃発することを酷く恐れている。高まるアサド体制への批判に対し、アサドを支持する抗議デモも多くの群集の支持を集めている。13日夜のフランス国営放送テレビA2でも報道された。

リファット・アル・アサド氏はバッシャール・アサド大統領の父親のハフェズ・アサド前大統領の弟である。リファット氏自身も副大統領であったがハフェズ大統領に1982年のハマ(Hama)でのムスリム同胞団の反政府活動に参加したかどで1998年に国外追放になってからは、スペインのマルベラやロンドンに亡命していた。

シリアの首都ダマスカスにあるカター大使館とサウジアラビア(Arabie saoudite)の大使館が襲撃され強奪された。これを引き起こした原因は、アサド体制側ではアラブ連盟18カ国による圧力として、16日以後のシリアの全ての会合参加を停止した12日の決定を民衆が怒っているからだと解釈している。

これにはアサド体制は酷く怒って抗議している。大使館筋を通してアラブ連盟の集団行為を放棄させようとしている。アサド側ではアラブ連盟の背後には欧米がいて後押ししているのだと宣言している。シリアは2日に決められた弾圧終了の計画が予定されていたが、それは適応されないようだ。